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埼玉県さいたま市北区吉野町2-26-1-2

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天体ドームスリット開閉機構比較

スリット上下オープン開閉式

【スリット上下オープン開閉式】

  • 最大開口率:
    61%
  • 開閉機動機構:
    油圧式
  • 方式:
    開閉スリット上下可動方式 / 個別可動フリーストップ方式
  • 開閉速度:
    全閉→全開60秒〜(5m / 分)
  • 開閉スリット角度:
    下30°/上A71°
  • 特徴:
    ・スリットパネル上下全開時全天の60%
     南東から南西にかけて95%程を見渡すことができ、自然のプラネタリウムで星座の説明ができる。
    ・開口部が大きいので、外気に早く馴染み、又、複数の入所者の体温による上気流も大幅に緩和される。
    ・観測(察)目的の星や月を東側にセットするとドームの回転操作が長時間不要となる。
    ・スリットパネル上のみ開にすると下スリットパネルはブラインドとなる。
    ・主望遠鏡の他、小型望遠鏡、双眼鏡で同時に複数の観測(察)が可能となる。
    ・風の強い日や湿度の高い日は、スリットパネルの上下を操作し薄目をあけて観るようにセッティングできる。
    ・ドームに対する空気の流れがスムーズ
  • 問題点と
    その対応策:
    問題点とその対応策:
    ・実績が少ない(油圧駆動のこの方式は、船底のハッチ等開閉機構に多用されておりシンプルな機構なので故障も少ない。
     現在国内では、3基に留まっている。
    ・雨仕舞いが心配(EPT中空ゴムでの二重構造で対応)
    ・トラブル発生時の対策(マニュアル操作切り替え可)
    ・コスト高・・・構造的に変更(上下を併合した構造)
    ・躯体天端よりドリームスリット下端迄が高い約1000(両開き式で500・・望遠鏡の基礎・床・階段・出入口を調整する必要がある。
スリット上下オープン開閉式

【スリット上下開閉式】

  • 最大開口率:
    32〜35%
  • 開閉機動機構:
    チェーン駆動
  • 方式:
    開閉スリット上下可動方式 / 個別可動フリーストップ方式(当社)/
    連結(動)可動フリーストップ式(他社)
  • 開閉速度:
    全閉→全開迄100秒~(3.6m/分)
  • 開閉スリット角度:
  • 特徴:
    ・風圧に強い
    ・スリットパネル上のみ開にすると下は ブラインドとなる。(当社)
    ・風の強い日、湿度の高い日には上のスリットパネルで、下のスリットパネルを操作して部分的に絞って観測(察)出来る
    (当社)
  • 問題点と
    その対応策:
    問題点とその対応策:
    ・ドームに対する空気の流れがスムーズに通り抜けない
    ・スリットパネルは上下が連結している。他社に至ってはブラインドを取設する必要がある
    ・開閉のスピードが遅い(対応は可能5m/分)
スリット左右オープン開閉式

【スリット左右開閉式】

  • 最大開口率:
    30〜33%
  • 開閉機動機構:
    伝動軸駆動
  • 方式:
    開閉スリット左右可動方式
    同時可動フリーストップ方式(全社)
  • 開閉速度:
    全閉→全開迄秒~(6m/分)
  • 開閉スリット角度:
  • 特徴:
    ・天文台ドームとしてこの方式が実績もあり、天体ドームらしく馴染み深い。
    ・スリット開閉時間が短いので緊急時(にわか雨等)の対応が早い。
    ・スリットの開閉駆動が電動から手動に即切り替えが可能。
  • 問題点と
    その対応策:
    問題点とその対応策:
    ・ドームに対する空気の流れがスムーズに通り抜けない
    ・スリットの開口率が小さい。
    ・風圧に弱い(スリット扉が上下レールに載っている構造の為)
    ・スリットレール全開時の回転半径が大きい。
    ・スリット天頂部がフラット(他社)の為に雨溜りが生ずる。(当社は勾配付き)
    ・ 光害や風の防御のブラインドが必要になる。

【太陽ドーム】

太陽ドーム
太陽ドーム
太陽ドーム
太陽ドーム
太陽ドーム
太陽ドーム
  • 遮熱塗装:
    通常ドーム室内では真夏で40°程になります。遮熱塗料と換気で30°以内を保つことが出来ます。
  • 耐火構造:
    建物が耐火構造(RC、SRC等)の場合その上に設置されるドームは耐火被覆の指示を受けます。
  • 加圧給気設備:
    1.5mmH2O程揚圧(特殊フィルター2枚組で外気処理)霧、モヤ、霧雨、ホコリ、花粉、羽虫の侵入を防ぎ結露対策も万全です。
  • 耐震設備
    (ドーム・制御室):
    耐震床(ドーム・制御室):
    ・回転電磁ロック ・開閉電磁ロック ・安全ロック(ターンバックル式) 
    ・望遠鏡倒壊防止用ポリエステル製スリング ・スリット開閉レールはリニアガイド式
    フリーアクセスフロアで部分免震(PC、自立制御盤、書棚etc)を推奨します。
  • ドーム遠隔制御:
    無人化天文台(研究施設、太陽ドーム等には最適)インターネット対応型とご指定下さい。

近未来型天体ドーム【クラムシェル型 丸型・角型】

クラムシェル型 丸型・角型
クラムシェル型 丸型・角型
クラムシェル型 丸型・角型
クラムシェル型 丸型・角型
クラムシェル型 丸型・角型
クラムシェル型 丸型・角型
  • 特徴:
    ・クラムシェル型の特徴は、ルーフの開閉のみで回転動作を不要としました。これにより大巾なコストの削減を実現しました。
    ・インターネット回線等を用いることで遠隔操作が容易に行える仕様です。
    ・工場で完成したものを分解して運送します。
     現地での組み立て作業は、後打ちアンカー・ボルト締め・シール充填などの軽微なものになります。また、無人化対応のオプ
     ション品としてWebカメラ、雨センサー、風向風速計、地震感知器、UPS、などの機器類が装備できます。
   
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